XMの金融ライセンスは安全なのか?専業トレーダーがガチ解説!

xm 金融ライセンス

海外FX業者を選ぶ1つの基準として金融ライセンスがあります。

「XMの金融ライセンスは安全なものなのか?」
「XMは顧客の資産の扱いはどういう感じなの?」

この記事ではXMの金融ライセンスの安全性や顧客の資産の管理がどのように行われているかについて解説していきます。

XMは安心して取引して良い海外FX業者である

海外FX業者の中には悪質な業者が存在していることは否定できません。

しかしXMは安心して取引できるFX業者であると言えます。

その理由は主に下記の3つにあります。

①分別管理が行われている

xm 金融ライセンス 分別管理

XMは分別管理が行われています。

分別管理とは簡単に説明するとFX業者が保有している資産と顧客から預かった資産を別に保管することです。

FX業者の資産と証拠金を別に保管することで、万が一FX業者の経営が傾いたときに証拠金の返還が行われやすいです。

➁利用者が多いので経営が安定している

xm 金融ライセンス 経営が安定

XMは利用者が非常に多いFX業者です。

利用者が多いほど、取引回数も多くなりFX業者の利益が大きくなる傾向にあるので突然の倒産の可能性が低いです。

③金融ライセンスが厳しい国のものであるから

xm 金融ライセンス キプロス

FX業者を経営する上で金融ライセンスは重要ですが、ライセンスも国によって認可の厳しさが異なります。

XMの金融ライセンスは基準が厳しい国のものであるので安心です。

XMの金融ライセンスは高い水準を誇る!

XMの金融ライセンスは高い水準を誇ります。

この章ではそもそも「金融ライセンスとは一体どういうものか?」という疑問から「XMの金融ライセンスの有用性」について解説していきます。

金融ライセンスとは一体どういったものなのか

金融ライセンスとは金融業を行う上で投資家の保護や信用の維持、市場の健全性確保という面から必要なものです。

金融ライセンスを取得するには国よって違いますが一定の基準があります。

金融ライセンスがの有無はFX業者の信用に関わる重要なものです。

XMが取得している金融ライセンス

XMは日本人向けの口座には「セーシェル」という国のライセンスを取得しています。

セーシェルはインド洋に浮かぶ島国です。

セーシェル自体の金融ライセンスは、正直そこまで厳しいものでは有りません。

XMが所有するキプロスの金融ライセンスは信頼度が高い。

しかし、XMの本社はキプロスの金融ライセンスを取得していてこのキプロスの金融ライセンスがかなり厳しい審査が必要なのです。

XMは他にもイギリスやオーストラリアといった国でも金融ライセンスを取得しています。

このように複数の国の金融ライセンスが取れるのはXMが安全であるという証明でもあるのです。

なぜ日本の口座ではセーシェルという国かというと、主に2つ理由があります。

(1)2018年7月30日に欧州証券市場局がとった新たな措置

xm 金融ライセンス レバレッジ制限

その内容は、投資家を保護するためにメジャー通貨ペアのレバレッジの上限を、30倍にマイナー通貨ペアのレバレッジの上限を20倍にするという規制が敷かれたからです。

加えて口座開設や入金ボーナスに対する規制がかかりました。

そこでユーロ圏であるキプロスから南アジアのセーシェルへの移行せざるを得なくなりました。

(2)キプロスへ日本の金融庁が圧力をかけました。

日本の金融庁の立場としては海外FXの利用者の取引をすべて監視するのが難しく、税金を取りこぼしたくないことから、キプロスへ日本人の顧客を規制したいという思惑があり、それを察知したXMが日本の金融ライセンスをセーシェルに移動することになりました。

分別管理と信託保全の違い

FX業者は顧客の資産を守る対策としてよく聞くのが分別管理と信託保全という言葉があります。

実は分別管理と信託保全は似たような性質を持っています。

そこでこの2つの違いについて解説していきます。

分別管理と信託保全の違いとは?

xm 金融ライセンス 分別管理 信託保全 違い図解

分別管理は以下の3つに分類されます。

    1. 信託保全
    2. その他の金融機関に預ける
    3. 独自に別口座を作り資金を分ける

信託保全は、分別管理の中にある管理体制の1つのことをいいます。

①信託保全

信託保全とは顧客の資金とFX業者の経営資金を分けたうえで、顧客の資金を信託銀行などに移すことで、顧客の資金を守る制度です。

信託銀行に預けるメリットとしては、FX業者が仮に倒産したとしても信託銀行の資産は差し押さえられることがないので、顧客に資金が全額返還されます。

また信託銀行自体が破綻しても、信託銀行の資産とも別に管理されているので全額返還されるので、信託保全があるFX業者の信頼性は抜群と言えます。

➁提携銀行等のその他の金融機関に預ける

提携銀行等のその他の金融機関に預けるという方法は、顧客の資金を銀行に預けることでFX業者が自由に顧客の資金を使い込めないようになります。

XMはイギリス四大銀行の一つであるバークレイズ銀行でXMの資金とは分別して保管しています。

現在XMはバークレイズ銀行の資産に関しては一切手を付けないと明言しています。

ただし、この方法は万が一FX業者が倒産したと時に銀行に預けた顧客の資金が差し押さえられる可能性があります。

なぜなら、たとえ分別管理を行っていいたとしても法律上は、XMの資産として扱われるので、必ず顧客の資産が帰ってくる保証はないです。

加えて提携銀行が倒産すると、資産が返ってきません。

③独自に別口座を作り資金を分ける

この形態を採っているFX業者はほとんどないと思います。

なぜなら、本当に別口座で顧客の資金を保管している保証がないからです。

仮に別口座で資金を保管していたとしても、FX業者の経営が傾いた時に使われたり、社員が横領する可能性があります。

ですから、独自に別口座を作って資産を分けているFX業者は金融ライセンスも取得しにくくなっているので、近年はほとんど存在しないです。

XMは分別管理であるが信託保全ではない

XMは分別管理であるが信託保全ではありません。

キプロスの金融ライセンスは、信託保全が義務付けられていますがセーシェルの金融ライセンスは信託保全が義務ではないからです。

しかし、XMは「AIG(アメリカン・インターナショナル・グループ)」の保険に加入しています。

AIGはニューヨークに本社を置く世界でも有数の保険業者です。

この保険に加入することによりXMが万が一倒産しても最大100万ドルまで保証されます。

保険があるので信託保全でなくても、相当安全であるといえます。

XMが日本の金融ライセンスを持っていない事は気にするな!

XMは日本の金融ライセンスを持っていません。

この点をみてXMは大丈夫なのかと心配する人がいるかもしれませんが、心配する必要はありません。

日本の金融ライセンスがなくても厳しい国々のライセンスを持っているからです。

また日本の金融ライセンスを取得してしまうと、レバレッジの制限が25倍までに制限されてしまいます。

現状XMのレバレッジ制限は最大で888倍です。

このハイレバレッジが許されるのは日本のライセンスがないから可能なのです。

倒産のリスクがあるので注意しておく

XMは今のところ倒産の可能性は考えにくいです。

加えてAIGの保険にも入っているので、一定金額までは保証されます。

しかし信託保全があるわけではないので、必ずしも全額保証されるわけではないです。

そのため必要以上の資金を口座に残すのはおススメできないです。

まとめ

今回はXMの金融ライセンスについてまとめました。

    • XMは多数の国の金融ライセンスを取得しているので信頼がおける
    • 分別管理で顧客の資産を管理していて、アメリカの保険も入っているので安全である

XMは顧客のために様々な努力をしている優良業者となっています。

皆さんも安心してXMで取引していきましょう。

この記事を書いた人

ハジメ|XM批評.com管理人

海外FX歴10年以上の専業トレーダー。これまで利用した海外FX業者は30社を超える。
趣味は「ブログ運営」と「海外FX業者の研究」海外FX事情の詳しさには自信アリ。